個人塾経営の日々ーコツコツとのんびりとー

小さな個人塾を経営しています。ゆっくりのんびりと生徒とむきあいたいです。

無職で学習塾を設立した話。ーその5ー 料金設定

足りない資金を己の体力でカバーするわたし33歳無職は、熱中症になりながら、とうとう学習塾の内装を完成させた。これからは、広告、宣伝をして生徒さんを呼び込まなければ、と意気込むも、勢いまかせでここまで来てしまって、大切な料金プランをたいして練っていなかったのだ。

そこで、わたしは塾の料金プランを考えることにした。わたしの塾は、英語専門の学習塾である。中学生で準2級か2級、そして高校2年生で準1級取得を目指してほしい、そのための塾だ。英検の級別でコースを開くのは、当然だけれども、それをどう配分しようか、入会金はどうしようか、教材費は、、、と頭を悩ませた。

しかし、この塾は、2020年度からはじまる新大学受験の経済的、地理的な格差・不平等を解消することを目的としている。だから、できるだけ格安で、品質の良い授業を提供したい。

ここで、入会金を無料にすることを決めた。入会金を無料にすることで、英検を受験する都度、入塾と退塾をしたいという生徒もいるだろうと考えた。正直、通い続けてほしいけど、やめやすい塾を作ろうと思った。

また、教材費については、3000円にすることにした。塾用教材も取り寄せてみてみたが、高いだけで薄い、高速で英検4級から2級まで中学生が学習できるようなものは見当たらなかった。そこで、市販の問題集と、自分で自作することにした。問題集が定価1,500円なので、残りの1,500円で、500円のファイル、そしてコピー代である。しかも、英検4級のコースで入塾した子が、3級に行っても、2級に行っても、もう二度と教材費はとらない。強烈な安さを実現させよう。

そして、最後に、コースの受講料金である。わたしの塾は少人数制生徒数6名を上限としている。質の高い塾でありたいという考えからだ。当初、月4回、各80分で8000円を考えたが、これでは、黒字になるまで、ものすごい時間がかかることがわかった。結局、妻、家族と話し合い、月謝10,000円をいただくことにした。英検4級から、準1級まで全てのコースで同額10,000円。生徒さんや親御さんが、早く上の級にあがりたいと考えられるように、経済的なバリアをなくしたかった。

かくして、やめやすい、たいして儲からない、ほぼ自作教材で勉強する英語専門学習塾の料金体系ができあがった。

これで、宣伝にうつるぞ!と意気込むわたしに、生まれて初めてのチラシデザインという新たな困難が降りかかるのだった。

ーつづくー